一男一女ママ塾日記

~塾なし中学受験?2024年組&2029年組~

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中学受験のデメリットを考える~中学受験か高校受験か その2~

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前回の中学受験のメリットに続いて今回は中学受験のデメリットについて考えてみます。私が考える中学受験のデメリットは

①お金がかかる

②受験勉強の為に遊ぶ時間が持てず、子どもらしい小学生時代が送れない。

③中高一貫校には似たような環境で育った子が多く、世の中の多様性を知れない

④学校に合わなかった場合、6年間は長く、きつい。

 などです。

①と②については後半にお話しします。

 

③はメリット「似たような価値観の家庭の子が集まりやすいので価値観の合う友達が出来やすい(かも)。」の裏返しですね。ただ私自身、社会に出てから学内と世間のギャップに戸惑ったという事は一切ありません。ただ、知人で仕事上「私立中高一貫の温室育ちと思われるとイメージが悪いから、出身校の事はあまり言わない」なんてケースもありました。まあ、私の知る限り1人だけの話です。そもそも社会に出て、出身中高の話しをする機会ってそうないです。そもそも「公立が合わないから私立に行きたい」ってケースもありますよね。親子共に、本人に校風が合ってると感じられれば③は気にしなくていいかなと個人的には思います。

なんかこんな風に書いているとまるで私立がみんな同じ子の集まりと思われそうですが、そういうことではないです。私立は私立で色んな子がいて楽しいですよ。色んな学校があるとは思いますが、各々の個性を伸ばせる学校がいっぱいあります。

 

 ④は難しいです。校風の合う合わないについては学校の公開行事に参加して肌で感じる、可能であれば卒業生、在校生の話しを聞くなど、事前のリサーチである程度の判断が出来ると思います。しかし、人間関係は入学してみないとそこにどんな子がいるか分かりません。それは公立の場合も同じですよね。ただ、多感な時期に一貫校なら6年間…。もう、どうにも無理なら転校や高校にそのまま進まず他校受験となるでしょうか。一つ言える事は子どもがそれを望んだ時に、その気持ちを打ち明けてくれる関係、尚且つ受け入れられる親でありたいと思います。難しいかもしれませんが…。

 

さて、①と②は以下のような解決策(?)、緩和措置(?)も考えられます。

 

①お金がかかる

これが1番の問題と考える方も多いと思います。お金の問題には中学受験の為の塾代と入学後の費用の2種類があります。以下で節約法について考えます。

〈中学受験の為の塾代〉

通信教材や市販のテキストを使い、塾なし受験を達成出来れば、かなり抑えられます。しかし、一般的には通塾されるお子さんの方が多いです。

※塾なしも塾ありもそれぞれにメリット、デメリットがあります。ここではあくまでも費用についてのみの比較です。

〈入学後の費用〉

・国公立中へ進学

中学受験には学費が公立と同等の「中高一貫の国公立」という選択肢もあります。我が家も正直そっちに行って貰えるとありがたいです。ただし、倍率が高い学校も多くそこ一本に勝負をかけるのは不安です。私立と併願にする方が親子とも安心できるでしょう。「第一志望の国公立以外に行きたいと思える学校がない。ここがダメなら地元の公立でいい。」とお子さんが心から思えるなら一本勝負もありなのかな…。

あと、国公立の場合でも地元の公立中学と違い通学に交通費が必要になりますね。

※ちなみに進研ゼミは我が家がやっている講座とは別に公立中高一貫校受験用の講座があります。

・特待生制度を狙う

私立の場合、入試の成績優秀者に特待生制度を設けている学校もあります。しかし、狭き門です。例え持ち偏差値より下の学校を受けたとしても、入試本番で何が起こるかわかりません。そして、もし特待生になれても成績を維持できなければ特待生から外される場合もありますし、子どもの性格によっては特待生である事がプレッシャーになる子もいるかもしれません。

・塾いらずを謳う私立へ進学

入学後、塾いらずを謳っている私立という選択肢もありますよね。学校のカリキュラムがみっちりで、大学受験対策までお任せという学校。大学受験の塾代がかからないのでその分、お得というタイプです。こちらは内情を知らないので何とも言えませんが、みっちり勉強ってタイプの学校は息子には合わなさそう…私自身ものびのびと楽しい学校で過ごしたし…でも親となった今はそういう学校もいいかもと思ったりします…。

 

というわけで、まとめると、出費を抑える方法はあるが、100%通じる方法ではないです。

 

② 受験勉強の為に遊ぶ時間が持てず、子どもらしい小学生時代が送れない

塾の日数が増えたり宿題が多いと友達と遊ぶ時間がなくなっていきます。

また、春・夏・冬休みには季節講習があるので、家族とのおでかけの機会も減ります。

 しかし、これをデメリットと思うかは本人次第です。

私自身、中学受験生時代は塾に加えて習い事を複数継続しておりましたので、放課後友達と遊ぶ時間は全くなかったです。でも、どの習い事も辞めたくなかったし、その中で特に力を入れていた習い事があり、それを高校受験、大学受験(大学までエスカレーターの学校でした。)で中断するのが嫌でどうしても志望校に行きたかった。(加えて当時、地元の中学が荒れていたらしく母から地元校は怖いところとだいぶ刷り込まれてました。なので公立に行くイメージも持てずにいました。)

それはもうパンパンのスケジュールでしたので、しんどいと思ったことは何度もありました。むしろずっと思ってたかも。

でも、中学受験を辞めて遊びたいとは一度も思いませんでした。

なので、本人の受験したいという思いが明確であれば、遊ぶ時間がない事は大きな問題ではないと思います。(とはいえ実際に受験勉強や通塾を始めると遊びたいと愚痴をこぼすお子さんもいる事でしょう。そんな時は「そうだよね。」と受け止めてあげて下さいね。共感して貰っただけでまた頑張れるお子さんもいれば、今一度勉強の仕方やスケジュール、もしくは受験そのものの見直しが必要なケースもあると思いますので。でも自分の子がそうなった時、受け止めきれる自信も無いですが・・・。私自身はダラダラしてスケジュールが回らくなってきた時など「じゃあ、辞めたら」と母に言われるとナニクソと思って「絶対辞めないからっ!!」って言うタイプでした。すでに反抗期っぽかったです。)

 

さてさて、ダラダラと自分語りしましたが、遊び時間の確保という点であれば、塾なし受験ではある程度それが可能ですよね。通塾の移動時間も取られないし、勉強時間も自分で決められますから。

 

結局、お金の節約(受験勉強に関する費用のみ)と遊び時間の確保は塾なし受験で可能という結論が出ました。

ただし、当ブログは安易に塾なし受験を推奨する訳ではありません。私自身、通塾して合格してますし、息子はまだなんの結果も出していません。塾なし受験は通塾とは違った苦労も多いと予想されます。多分塾に行ってくれた方が親子関係の安定、親の労力では絶対に楽…。(送迎はしなくていいけど、情報収集や勉強のサポート、スケジュール管理が我が家では私の仕事です。)

 

ここまで2回に渡って中学受験のメリット・デメリットを語りまくりましたが、私の中ではメリット優勢で受験させたい気持ちが強いです。でも、息子の気持ちが置いてけぼりです。次回は息子の適性について考えてみます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。