一男一女ママ塾日記

~塾なし中学受験?2024年組&2029年組~

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先取り学習は必要か?〜幼児期から小学校低学年の先取り学習を考える〜

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塾などで中学受験のカリキュラムが本格的にスタートするのは4年生(3年生の2月)からですが、それ以前の先取り学習というものは必要なのでしょうか?

息子は3年生までほぼ先取り学習をせずにきました。私自身が先取り学習なしで小4途中から入塾し困ることがなかったので、息子の場合も現時点で習っている事がしっかり出来て、家庭学習の習慣がついていれば大丈夫だろうと考えていました。

また、先取りをしている為に小学校入学後「それ、知ってるー!!」と授業中に先生の話の腰を折ったり(私が子どもの頃クラスにそういう子がいたんです。)聞かなくても分かると思って授業を聞く習慣が付かなかったら困るなと思ってました。

でも、色々考えるまでもなく先取りまで勉強が進みませんでした(^^;)

以前にもお話ししましたが、息子は2歳から市販のドリルとポピーをやっていました。それらを進めていく中で、新しいことを教える時であったり、(ポピーは学年相応の内容でしたが)ドリルであれば少し先に進みかけると理解に時間がかかり効率が悪いなと感じました。きっと勉強にも適応年齢がありその時が来れば、もっと短時間で理解できるはず。だから今は先取りせず地頭を鍛えることと勉強の習慣付けを重要事項としよう。(そもそも地頭がいいって何?って感じですが、この時の私のイメージでは思考力が高くて頭の回転がいい人。地頭が良ければ中学受験に有利なはずと思ってました。)

かつての私はそんな風に考えました。

 

今にして思えば、一つのドリルが終わってすぐ次のレベルに進むのではなく、同レベルのドリルを他にもやっておけば理解が深まってスムーズに次へ進めたのかもしれません。しかし、繰り返し学習を経て先取りまで至るには日々コンスタントにある程度の分量をこなす必要があります。(公文での先取りはそういう感じでしょうか)私もそこまで考えが至らず、そもそも息子も1日にたくさんやりたがらないので、毎月のポピーが終わってから次号が届くまでの間を市販のドリルで繋ぐ日々。ドリルの進みはゆっくりでした。もう早い段階で先取りはしないと割り切ってました。

 

入学後も地頭を鍛える事と勉強習慣の定着という2大テーマは変わらず、低学年時は毎月のポピーが終わって次号が届くまで学年相応の算数の思考力系問題集をやっていました。といってもポピーをやるのに月のほとんどを費やすので問題集をやる日は数日。地頭を鍛える程の勉強量とは言い難いです。でも息子自身、思考力系の問題は好きだったようです。

学校のテストはケアレスミスが多いものの、理解度は問題ありませんでした。

 
そんな状況に不安を感じ始めたのが去年の春です。Z会入会を断念し(入会断念の経緯は前回の記事で触れています。よろしければご覧下さい。この記事の最後の方にもリンクが出てきます。)次なる一手を探っていたわたしは、数々の中学受験ブログに出会います。大手塾に通うお子さん、家庭学習のお子さん、現在受験勉強中の方もいれば、すでに無事合格された方もいました。

それらブログの複数に共通していたのが4年生で本格的な受験勉強を開始するまでに6年生までの計算と漢字を習得済みというものでした。勉強法は公文だったり家庭学習だったりそれぞれではありましたが、そうすることによって受験勉強がスムーズに進むという印象を持ちました。更なる強者の方は塾のカリキュラムすら先取りしており、いかに早くインプットを終了して、過去問というアウトプットに移るかが重要に思えました。

「そうか…これが今の中学受験のスタンダードなのか…」

そんなにたくさんのブログを読んだわけではありません。もちろん先取りなし、塾のカリキュラムに則って取り組んでおられるお子さんも多数いらっしゃいます。それでも、先取りブログのインパクトが強く「先取り…必要かも!!」と思いっ切り影響を受けました。

ちょうどコロナ禍による休校中。

当初は

・休校により履修できなかった2年生の単元の自習

・2年生算数苦手分野の復習

・2年生漢字の復習

・学年相当の思考系算数の問題集を新たに購入

というように復習に重点を置き、先取りはさせていませんでした。

 

しかし、ブログの影響を受けた私は

3年生の計算ドリルと3年生の漢字ドリルを追加投入します。

「これをある程度の枚数毎日やってくれたら1年間で余裕で6年までの範囲が終わる~!よかったよかった!!」そう思っていました。

 

ただ、その頃には当初ほとんどなかった学校の課題が休校が長引く中でどっさり出されるようになり、息子の負担も多くなっていました。やむを得ず、計算と漢字は無理強いせず本人の気分で思考系ドリルと選んでやるようにしましたが、思考系ドリルばっかり選ぶので計算と漢字はあまり進まないままでした。その後もあの手この手でどうにか計算と漢字に手を付けさせようとしましたがはかどらないままに3年生が終了しました…。

 

一応休校中もポピーは毎日続けていたので、本来復習用の教材であったものが予習すなわち先取りになってはいました。まあそれも学校の猛追で3学期には追い付かれましたが…。

そんな感じで学年をまたいでの先取りは一度もしないまま学年相応の知識だけをもって中学受験勉強をスタートさせた息子です。

その息子の現状をみて思うのが

先取りしてないけど、とりあえず困ってはいない。

でも、計算の正確さとスピードはもっと鍛えておくべきだった。(これを鍛えるためには分量をこなすので、やっていれば自然と先取りできた可能性あり)

漢字も時間に余裕のある低学年のうちにすすめておく方が今から覚える時間が省けて楽だったかも。

といった感じです。

なので現時点で余力のある低学年さんは計算と漢字をやっておいて損はないです。

ちなみに私が読んだブログのお子さんたちはうちが全く視野に入れていないような難関校を受験をされた、もしくは目指している方たちでした。上位校ほど求められるものが多く勉強量も多くなるわけで、そこをうまく乗り切るには先取りも必要ということかもしれません。先取り学習の必要性は目指すゴールによっても変わりそうです。

 

そして、今回先取りは出来なかった息子ですが、ブログの影響を受けた私はもし高校受験に切り替えるなら、5年生まで中学受験講座、6年から中学の先取りというプランを考えるにいたったわけです。

それについてはこちら記事の最後で触れています。↓↓

momokomamajuku.hatenablog.com

 

また娘については出来れば先取り学習で中学受験に臨ませたいです。というのも現在娘がやっている習い事が年齢と共にレッスン量を増やすのが望ましいので、勉強が負担にならぬよう早め早めに取り組みたいのです。今のところ娘の方が勉強熱心な性格っぽいのでなんとかなるかもと思ってます。とはいっても娘はまだ年中、習い事もいつまで続くかわかりませんが…いっつもこんな感じで一人妄想と暴走の母です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。